2024年09月25日

主の平安

９月の最後の日曜日はカトリック教会にとって「世界難民移住移動者の日」にあたっております。この機会に、いつもＣＴＩＣの活動に関心を寄せ、共に祈り、支援をしてくださる皆様に感謝申し上げたいと思います。

今年の「世界難民移住移動者の日」のメッセージで、フランシスコ教皇様は、私たちは祖国にいても異国にいても、皆、天のみ国に向かって旅している移住者どうしであることを思い起こさせ、共に道を行く者としての対話を呼びかけられます。旧約聖書には荒れ野を旅した神の民に、神様が不思議な方法でパンと水を与えられたことが出てきます。現代においてこの神様のわざは、困難にある人々に思いを寄せる人たちにゆだねられ、引き継がれていると言ってよいのではないかと感じます。支援を必要とする人々に、直接姿を見せなくても、いつも心を向けていてくださる皆様に支えられて、コメ不足や、物価上昇が言われる今年も、今まで活動を続けてくることができました。本当にありがとうございます。

皆様とのつながりの上に活動をし、最終的に必要とする方々にお渡しする部分を担っている者として、私たちはどのような方にどれだけ支援をすることがふさわしいかを絶えず振り返り、見直していく作業を怠ってはならないと痛感しています。支援を求められる方々は様々であり、決して一定のイメージの枠に収まるわけではないからです。スタッフ間で意見が異なることもあります。それでも、この活動に心を寄せて下さる皆様がいてくださることが私たちの励みです。ＣＴＩＣの活動は、スタッフだけが行っているのではないということを自戒とも励ましともして、一同これからも務めていきたいと思います。

皆様、いつも共にいてくださってありがとうございます。

２０２４年９月２５日
CTIC スタッフ一同