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CTIC通信第248号:ゴーヤプロジェクト

昨年5月に開始した「緊急食料支援」は、「経済的困窮者のための食料支援」として現在も継続しており、毎月、100名以上の方に食料品をお渡ししています。毎回、品物をお渡ししながら、生活状況についてお聞きするのですが、「求職活動を1年続けているけれど、仕事が見つからない」「就労時間が少ないのが当たり前になっている」「これ以上、休職をしていられないので転職したいけれど、仕事が見つからない」など、新型コロナウイルス感染症の収束が予想できないのと同じように、それぞれの置かれている状況は、先行きが見えないものばかりです。

この1年で食料支援に求められる内容も変わって来ています。昨年の「緊急食料支援」では、コロナ禍による休業や収入の減少も、それほど長く続くと思われていなかったため、とりあえず急場を凌ぐために持ち帰ることのできる缶詰やレトルト食品、インスタントラーメンが望まれていました。しかし、現在は、慢性的に食料が不足しているため、毎日を食べつなぐために必要な食品や食材(米、パン、油、調味料、小麦粉、野菜等)が求められています。特に「野菜」を希望する方が多いため、先日は、業者さんが仕入れに行く八百屋さんに出向き、不揃いな玉ねぎ40㎏と、ジャガイモ20㎏を箱買いし、小袋に分けて配りました。スタッフの時間と、CTICの予算に限りのある中で、支援を必要としている方に、より多くの野菜をお渡しするため、冷凍の野菜の方が安いのではないか、葉物野菜は安い時に購入し、茹でて冷凍すればいいのではないかなど、スタッフは毎日頭を悩ませています。

そんな中で生まれたものの一つが「ゴーヤプロジェクト」です。「プロジェクト」とは大げさなのですが、目黒の近くにお住いの、CTICを支援してくださっている方々に、ゴーヤの種や苗をお配りし、育ててもらい、できたゴーヤをCTICに持ってきてもらい、支援を必要としている方々にお配りするというものです。育て方、収穫の仕方、CTICに持ってきてくださるゴーヤの数など、すべて育てる方にお任せします。ただ、一つの約束があります。「毎日ゴーヤに水をやる時に、CTICに支援を求めて来られる方のために祈る」ということです。

ゴーヤはプランターでも簡単に栽培でき、収穫量も期待できます。また、アジアの料理にも、アフリカの料理にも利用できるため、CTICに来られる方にはとても喜ばれる野菜の一つです。6月中旬まで種まきができますので、「ゴーヤプロジェクト」に参加いただける方は、CTICにご連絡ください。ゴーヤの種をお送りします。個人のご家庭だけでなく、教会学校、修道院でも、CTICを訪れる方たちが、笑顔でゴーヤを持って帰る姿を思い浮かべながら、ゴーヤを育てみませんか? CTIC事務所のプランターの中でも、ゴーヤは毎日すくすくと育っています。

03-5759-1061 担当シスター右田まで

大迫こずえ