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CTIC通信第247号:フィリピン宣教500年

今年はフィリピンへのキリスト教宣教500 年にあたります。この大きな記念は3月14日バラの主日に、聖ペトロ大聖堂で行われたフランシスコ教皇の司式の特別ミサで開幕しました。ミサは、前マニラ大司教のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿はじめ10人の司祭が共同司式しました。参列出来た信徒は在ローマの様々なフィリピン人共同体の代表としての100名ほどでしたが、簡素でありながら、荘厳で意味深い典礼でした。ミサはイタリア語で捧げられ、ミサ中の歌のほとんどはタガログ語でした。

1521年にリマサワ島で捧げられた最初のミサを思い起こすこの式典は、世界中のフィリピン人共同体をいっぺんに一つにつなげました。現代のテクノロジーのおかげです。世界中のフィリピン人がソーシャルメディアを使って、簡単に教皇ミサに与ることが出来たのです。遠く離れた国からでも、バチカンで行われているミサを見ることが出来るのは、フィリピン人信者にとって歴史的な体験と言えます。新型コロナの感染の影響で、大聖堂に入れた人数は100名ほどでしたが、聖ペトロ広場に設置された巨大モニターを通して参加した人々もいました。教皇は、お告げの祈りを唱えるバルコニーから、広場に集まった人々に祝福を与えました。

フィリピン宣教500年の記念は、すべてのフィリピン人信者が、自分たちにとって信仰がいかに大切かを思い起こす機会になるでしょう。例えば、フィリピンの文化にしても、信仰と切り離すことはできないのですから。信仰の賜物を生きるようにという呼びかけに答え、私たちは、「Gifted to Give(与えるために恵みを受けた)」というこの記念の年のテーマを大切にしたいと思います。私たちは自分の持っているもの以外を誰かに与えるということはできません。自分の持っているものを、それを必要とする人と分かち合わないこと、それが利己主義です。「与えるために恵みをうけた」とは、神の恵みの基本に基づく、忘れてはならない特徴です。与えることが出来ない人は、神の恵みを知らない人です。神は世を愛して、世を救うために、独り子、イエス・キリストをお与えになりました。イエスは人生を分かち合うことで、信仰を生きるための模範なのです。

「カラクバイ2021年4月号より」(エドウィン・コロス スカラブリーニ会司祭) 

Entrance procession