活動報告 Activity Report
CTIC通信第294号:スペイン語・ポルトガル語での聖年行事
2026年01月06日
高木健次 東京教区司祭 CTIC担当
昨年から教区内のスペイン語・ポルトガル語司牧の担当者として、ホルヘ・ラミレス神父(梅田・町屋教会主任司祭)が任命されました。同じくCTICスタッフとして加わったエドムンド・ヴェルガラ神父(エスコラピオス修道会)と2024年からスタッフになっているシスター・ロジー(御聖体の宣教クララ修道会)がCTICのスペイン語・ポルトガル語司牧チームとして、教区内でこの分野で尽力されている司牧者の方々とともに活動していくという体制となりました。
着任早々ホルヘ神父が打ち出した、これからやりたいことの第一は、スペイン語・ポルトガル語での「黙想会の開催」でした。ホルヘ神父自身、以前からスペイン語ミサの司式者として関わっていた経験から、それぞれの小教区のスペイン語・ポルトガル語ミサに集まる人たちから黙想会開催の要望が出されていても、個別の教会ごとでは人数規模が小さかったり、講師を見つけにくかったりなどの困難があり、教区のイニシアティブによる合同企画の必要を感じていたということでした。この合同黙想会に、昨年は聖年ということで「巡礼」と「司教様と共に捧げるミサ」のアイディアも加えられました。そして昨年この三つの計画すべてが実現しました。
スペイン語・ポルトガル語での聖年行事
フィリピン人やベトナム人信者のための小教区の枠を超えての企画はかなりありますが、スペイン語・ポルトガル語話者(主に中南米からの人々)を対象としたものとなると、これらの人々がすでに長年にわたって東京教区内におられたにもかかわらず、教区内では初めてのことと言ってもよいと思います。こうした活動は決して教区内に独自のグループを形成することが目的ではなく、ホルヘ神父の言葉によれば、「目標はみんな小教区に登録すること、しかしまずは自分たちも東京教区所属の信者だということから」ということです。
さて今回の企画のうち、聖年の巡礼は11月22日に千葉県内の巡礼指定教会を回る形で実施され、50人余りが参加しました。黙想会と司教様とのミサは12月7日にカテドラルで行われ、黙想会には約100人、ミサには200人が参加しました。巡礼と黙想会では、講師としてジャン・クラウケンスキ(クラウ)神父(スカラブリニ宣教会、鴨川・木更津・館山教会主任司祭)が活躍してくださいました。これはクラウ神父が霊的に深い方であることはもちろんのこと、スペイン語もポルトガル語も堪能だからです。また、ミサはアンドレア・レンボ司教様がスペイン語でささげられました。説教は司教様が日本語で語られ、ホルヘ神父が通訳しました。私たちはイタリア人のアンドレア司教様にとってスペイン語は簡単なのではと軽く考えていましたが、実際には事前にずいぶん練習してくださったそうです。
ミサに参加した人からは、「日本に来てからずっと働くだけだったけど、教会は自分たちのことを考えてくれたと感じられて嬉しかった」「司教様を初めて近くに感じることができてよかった」との喜びの声が聞かれました。あらためて今回の企画を助けてくださった皆様に感謝いたします。