活動報告 Activity Report
CTIC通信第266号:英語司牧チームによる黙想会
2023年04月07日
日本で生活しているフィリピン人カトリック信者にとって、四旬節の黙想会で祈りの時をもったり、聖週間をいつもと違う特別な仕方で過ごしたりすることが、故郷にいた時よりも難しいのは確かです。そんな中で、今回CTICの英語司牧チームとして黙想会を実施し、参加者と共に私も祈りの時を過ごすことができたことは恵みでした。黙想指導はCTICのエドウィン・コロス師で、テーマは「ご自分の使命を受け継ぐようにとのイエスの呼びかけ」でした。黙想会は山中湖畔のサレジアンシスターズの修道院を会場として、2泊3日で行われ、32人の参加がありました。参加者の多くは日本人と結婚しているフィリピン人女性でしたが、妻と一緒に参加した日本人の夫もおられました。富士山と山中湖の素晴らしい景色もあり、霊的にもとても満たされる黙想会となりました。朝の7時から夜の10時まで、一日のスケジュールが決められていました。また、エドウィン神父様は、黙想会の間は、食事中でも沈黙を守るように求められました。フィリピン人の私たちのようなグループは話し好きであり、参加者の中にはこうしたルールのある黙想会に参加するのが初めての人も少なくなかったので、私は少し心配でしたが、3日間過ごすうちにだんだん慣れたようでした。もっとも、言葉で話さなくても、アイコンタクトやジェスチャーでやり取りすることを楽しんでいたという面もあります。
食事中も沈黙を守る参加者
参加者全員が熱心に講話を聴き、朝・晩・寝る前の祈り、ロザリオ、十字架の道行、聖体賛美式、食事の時の祈りといった機会には積極的に役割を勤めました。これらの活動にもオンラインのアプリが役に立ちました。黙想の時間の後には少人数のグループに分かれての分かち合いがあり、結婚生活や子どもたちとのかかわりについて、また社会の中で、教会の中での体験をそれぞれ体験している困難について分かち合いました。 参加した皆が、期待していた以上の実りを頂いたように思います。そして日々の生活の中にもこのような機会を持つことの必要を改めて感じました。
奥山マリア・ルイサ
CTICスタッフ
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入管収容施設におられる方々にとっての数少ない気晴らしはわずかな時間許される屋外での運動、特にみんなで行うサッカーです。そのための運動靴のご寄付をお願いできませんでしょうか。希望サイズは26センチ以上で、なるべく新しいものでお願いします。目標は7足です。
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