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CTIC通信第250号 :食料支援をよろしくお願いします

2021年08月02日

CTICで行っている「困難にある外国人のための食料支援」では、毎月150 人から180人の方に支援物資をお渡ししています。国籍別では3分の2以上がミャンマーからの方で、ボリビア、ウガンダ、ナイジェリア、バングラデシュなどと続きます。また、コロナ禍の影響か、入管の収容施設に収容されていた多くの方々が仮放免になり、外に出ることができています。それ自体はご本人たちにとってうれしいことですが、仮放免の人は、仕事をすることが許されていません。生活は家族、友人、色々な団体の支援に頼らざるを得ないのが現状です。CTIC食料支援にも、仮放免の方が増えてきました。 お配りする食料品はフードバンクや皆様からのご寄付で支えられており、必要に応じて購入もしています。

どのような食べ物が好まれているのかと言えば、まずはお米です。お米はどの国の方でも欲しいようです。現在、原則としてお一人1か月に3キロずつお渡ししています。中には、他の物と交換でもお米を多めに欲しいという方もおられますが、皆に配る分を確保しておかなければなりませんので、心苦しいところです。パンも喜ばれます。パンはたくさんご寄付頂いた時には、冷凍しておきます。缶詰類では、みそ味は敬遠されるかと思いきや、ミャンマーの方は食文化が日本と似ているのか大丈夫のようです。ただ、サバやツナの水煮が、イスラム教の人にも味の好みに関係なくお渡しできるので、どちらかと言えば助かります。

乾麺では、ミャンマーの人にとって人気なのはそうめんです。そうめんを見せると、ミャンマーにも同じ食べ物があると言って、喜ばれます。他の国の人にはスパゲティがいいようです。野菜もありがたいとのことです。もし家庭菜園などでたくさんの収穫がありましたら、CTICを思い出していただけましたら幸いです。車で頂きに伺うこともできます。必ずどなたかが、受け取りに来られますので、まとまった数がなくてもその時にいらした方にお渡しいたします。

色々書きましたが、ここに挙げたことは大体の傾向ですので、どのようなご寄付を頂いてもありがたいですし、誰かしらの好みには合うものだと感じています。 なお、ご寄付頂く食料品につきましては、賞味期限が切れていないものに限らせていただきます。受け取る方が、自分は支援を受ける側なので期限の切れたものを渡されたと感じることがあるからです。 最後になりましたが、これまでに、個人や教会で様々なご支援をいただいていますことにお礼申し上げます。このような状況ですので、引き続きのご支援をいただけましたら幸いです。

お願いしたい食品

米・乾麺・スパゲティ・インスタントラーメン・レトルト食品・缶詰・お菓子など  
※古着の献品は現在募集していません。

お問い合せ

カトリック東京国際センター
Tel. 03-5759-1061
CTIC所長 高木健次